今日は、私が後見人をしている方たちが入所している施設へ、各自の支援計画の説明を受けに行って来ました。
いつの間にやら、後見人をさせてもらってる方も10人にw(゚o゚)w
その中の4人の方が、この知的障碍者支援施設に入所しています。
順番に一人一人の現在の様子や支援の方向を聞くわけですが、
それぞれに個性があって、何て言ったらいいのか・・・・微笑ましいです(^-^;
Gさんは施設最高齢。
御歳7*才ですがいたって元気
今日は会えませんでしたが、会うとにこにこ笑って腕をとって自分の部屋に案内してくれますヽ(´▽`)/。
最近は「仕事」に目覚めたようで、空き缶潰しが生き甲斐だそう。
毎日せっせと作業場に通うのですが、いかんせんかなりの「仕切り屋」なもので、他の入所者さんからは煙たがられる一面もあるとか(;´▽`A``
仕事に目覚めたといえば、Hさんはもっと凄いらしく、今までは日がな一日部屋でぼーっとして、時たま廊下を散歩するくらいだったのですが、作業場で空き缶を潰すと工賃が支払われると知り、一度工賃を手にしたときから、仕事をしてお金を稼ぎ、それで自分の好きなものを買うという喜びを味わい、今や早朝から「仕事仕事
」と凄い張り切りようだそうです(゚0゚)
最近視力の低下が著しいYさんは、本当に愛らしいしぐさで私にいろいろ話しかけてくれます。
一番最近後見を引き受けたKさんは四人の中でも最も重度の知的障害。
いつもズボンの片方をたくし上げるという妙な格好で歩いています(゚▽゚*)
このKさん、一時期不眠に悩まされており、深夜に施設内を彷徨することがよくあったらしいのですが、担当スタッフのFさんが宿直勤務で真夜中に事務局で執務中、物音に気付いて顔を上げたところ、目の前のガラスの向こうに、眠れなくて不機嫌なKさんの顔が!!(゚ロ゚屮)屮
丑三つ時。闇の中に浮かぶ、藪睨みのKさんの顔は失禁するかと思うくらいに怖かったそうです(゚▽゚*)
私は時々こうして彼らの住む施設に赴くことがかなり好きです。
何て表現したらいいのか・・・
あの建物の中に入っていくと、ものすごくほっとするんです。
勿論、現場のスタッフの方たちには言うに言われぬ苦労がたくさんあって、たまに訪ねる私がそんな暢気なことを言うのもどうかとは思うのですが、それでも、あの中に入ると、肩肘を張らなくていい、形式にとらわれない、あっけらかんとした明るい空気が流れている気がするんですよね。
でも、私としては一つ、いつも心にかかる疑問があります。
福祉というものの在り方です。
確かに彼らは望まない障害を持って生まれてきた。保護しなければならないことは間違いないと思います。
では誰が保護するのか。それは「健常者」みんなだと思います。
しかしながら、この疲弊しきった社会の中で、健常者全員が人を保護する余力を持つのでしょうか。
一方で、福祉という庇護のもと、ほとんど不自由も不安もなく暮らす人々。他方では健常者であるとはいえ派遣切りや過重労働で不安と経済的不自由を余儀なくされる人々。
両者に接する機会の多い私には、今の社会がいびつに見えて仕方がないのです┐( ̄ヘ ̄)┌
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