櫻井よし子さん。
今日は午後から、あの櫻井よし子さんの講演を聴きにいったきました
櫻井よし子さんといえば、私がまだ東京で会社員生活をしていた頃、「今日の出来事」のキャスターをされており、番組最後の
「それではみなさま、おやすみなさい」
という、なんともたおやかな優しい声でのエンディングが売りでした。
あの声を聞くと、ほっとして安眠できたような気がします(*^-^)
今日の演題は「この国のこれから」的なものでしたので、震災以降の日本がどうあるべきと考えておられるのか、その意見を聴くことが楽しみででかけましたが、前半45分はほとんどが猛烈な菅総理批判。(^-^;
確かに迷走激しい菅総理を批判したくなる気持ちは理解できますが、私としては、それはさておいての日本の未来をもっと語って欲しかった(;-ω-)ノ
45分もの間、一人の人間の批判を大上段から論じられては少々鼻白む思いでした
そして後半で垣間見えたのは私の予想を超える国粋主義的な一面でした。
憲法改正、
核を含む軍事力をバックにした国家守護、
日本人の原点としての家族の見直し。
確かにと頷ける見識もありましたが、違和感を感じる場面も多々ありました。
戦後の憲法は確かに戦勝国アメリカの力が強く働いた、半ば押しつけ憲法であったかもしれません。
しかし、第9条などは、無謀な戦争に突撃してかけがえのない何万もの命を無為に失い、疲弊しつくしたこの国なればこそ辿りついた平和の礎であると私は思っています。
原発については、存続論者であられました。
この点については私も同じです。
冷静になって考えてみれば、この国が核エネルギーを廃絶したら、生き残る道はないように思うのです。
電力の高騰により、国際競争力を維持するべく国内企業はより一層海外に製造拠点を移すでしょう。そうなれば国民の失業率はますます高まり、税収は落ち込みます。
放射能は怖い。でも、国の経済的破綻も同じくらいに怖いことだと思うのです。
まあしかし、知識ある方の意見をじっくり聴く機会というものは、その意見に対する賛否を含めて、様々なことを考えさせてくれるよいきっかけになりますね(o^-^o)
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